エントリーシート(ES)の自己PRとガクチカそれぞれの書き方について
こんにちは、ろいすうです。
今回は、エントリーシート(ES)の自己PRとガクチカの書き方について説明したいと思います。
自己PRとは、自分のPRポイント(強み)を伝える内容となります。
対して、ガクチカは、学生時代に力を入れたことを伝える内容となります。
そんなのわかっている!と思いますが、実際にこの2つを書くと、似通った内容になったり、全く辻褄があわないといったケースがあります。
そうならないためには、何を意識すればいいのかを今回記載します。
結論ですが、すべて以下の目次に記載しています。
読むのが面倒な方は目次だけでも一読をお願いします。
目次
1.自己PRは、自分が得意(強み)だろうと思う点について、実体験を基にPRする。
2.ガクチカは、自分の好きなこと・熱中したこと(得意なことではない)を実体験を基にPRし、そこで何を学んだかを書く。
3.まとめ
1.自己PRは、自分が得意(強み)だろうと思う点について、実体験を基にPRする。
自己PRの書き方について説明します。
まず、1行目に結論を書いてください。
私は、~ができる人間です。
私は、~ということが強みです。
上記のように、何が得意なのかを記載してください。
そして、2文目以降はなぜ、自分自身にとってそれが得意(強み)なのかを感じた根拠を実体験を基にPRしてください。
以下、例文です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
私は、あきらめずに最後まで努力することができる人間です。
実際にそのような体験をテニス部で発揮しました。
私は、テニス部に所属していましたが、1年生はレギュラーどころか補欠すら入りませんでした。
そのことが悔しく、何としてもいつかレギュラーになってやるという思いで、以下の課題に取り組みました。
~~以下略
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
王道の書き方ですが、この流れは守って書いてください。
ひねるとしても、1行目にあなたらしさを出すこと程度に留めてください。
あなたらしさというのは、例えば
私は硬式テニス部で、あきらめずに最後まで努力し成果を上げることができた人間です。
このように書くことです。これであれば特に問題ないと思います。
改めて説明しますが、大事なのは1文目(行目)に自分の得意(強み)を書くことです。
ここでよくある質問です。
自己PRは、対個人で成し遂げたこと、対チームで成し遂げたことどちらで書けばいいですか?
私の意見は、「自己PRとガクチカ両方にそれぞれ対個人、対チームで成し遂げたことを書いたほうが良い。または対チームで成し遂げたことのみを書いたほうが良い」です。
なぜなら、会社は組織で成り立っており、個人プレーよりチームプレーを重視する企業がほとんどだからです。
確かに、個人の成果を重視する業界もあります。
しかし、そこでも自分1人だけで会社が成り立つことはありません。
そのため、チームプレーの経験は記載した方が良いと考えます。
2.ガクチカは、自分の好きなこと・熱中したこと(得意なことではない)を実体験を基にPRし、そこで何を学んだかを書く。
さて、自己PRを書いた後、ガクチカを書きます。
ガクチカは、自己PRと同じエピソードでも良いですし、別のエピソードでも大丈夫です。
ただし、自己PRとは別のエピソードを書くことをオススメします。
なぜなら、面接側としてはいろんなエピソードを基にその人らしさをつかみたいと思っているからです。
1つのエピソードだと、そのことでしか深く聞くことができません。
それでも、1つのことだけをやり切った人は、1つだけでもその人らしさを出し切れると思いますので、必ずしも別のエピソードにしないといけないわけではない、ということをご留意ください。
ガクチカの書き方ですが、自己PRと同じように最初に結論を書いてください。
書き方としては、
私は、~に力を入れました。
私は、学生時代~に注力しました。
といった内容で書きましょう。
また、ガクチカについて、2つ目のネタがないという人もいます。
その時は、自分が熱中(ワクワク)したことを記載してください。
バイト、留学、サークル、学業、ボランティア、なんでもOKです。
そこで、何を感じ、学んだのかを書けばいいのです。
以下、例です。
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私は、留学支援活動に注力しました。
大学2年の時にイギリスに初海外、初留学を体験しその感動の大きさから、その感動を他の人にも味わってほしいと思い、留学支援サークルに入りました。
そこでは、~の取り組みを行いました。
その結果、私が相談した学生のうち10人が留学に行き、帰国後「留学して本当に良かった、楽しかった」という声を貰うことができました。
この体験から、相手の気持ちを聞き、しっかりとサポートする大切さを学びました。
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自己PRとの違いは、何が強みかではなく、何に対して熱中したのか、です。
そこを意識して書くことで、自己PRとガクチカの内容がしっかりと区別して書くことができるようになります。
3.まとめ
私は、累計100人以上の就活相談を行ってきました。
その中で、1つのネタはあるが、2つ目のネタがない。
1つ目のネタもそこまで熱中してやったわけではない。
と、相談に来る人もいました。
しかし、書くネタがない人はいないです、と過去の面談経験から断言できます。
まだ、自分の強みやワクワクしたエピソードを言語化できていないだけです。
例えば、ゲームが好きな学生さんがいて、カードゲームの大会に出たというエピソードもありました。
なのに、カードゲームの大会に出たのは就活受けが良くないから、という偏見で記載するのをやめていることが面談の中でわかりました。
違います。
カードゲームの大会に出るための努力や工夫した点は、仕事でも役に立つ経験であると私は思います。
その部分を引き出し、言語化することが、とても大切です。
私は、引き続きこのような就活生がうまく言語化できない点を引き出せる触媒の立ち位置でサポートしていきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。